「名字」「苗字」「姓」の違いってなに?

こんばんは。
苗字ランキングを書いていてふと思ったんですが…
「苗字」と「名字」の違いって何でしょうね?
同じ意味でも2つの漢字がある、という文字もいくつかありますから、そういった類のものだと思っていたんですが、どうやら若干の違いがあるみたいです…。

名字はもともと「名字(なあざな)」と呼ばれていて、中国から日本に入ってきたものです。
近世以降は「苗字」と書くようになったのですが、戦後当用漢字で「苗」の読みに「ミョウ」が加えられなかったため、再び「名字」と書くのが一般的になったとか。
だから意味にさほど違いはないんですよね。

また、「姓」でも悩んでしまう方もいるみたいですね。

苗字と名字は若干の違いだけですが、「姓」は全く違うもののよう。
明治時代までは、一人一人が姓と苗字の両方を持っていたらしいです!

「苗字」というのは近世に誕生したもので、古代は氏族集団の「氏」と階級を表す「姓」が複合されて使用されていました。
平安時代末期あたりから、貴族は住居地などの称号、そして武家は名田の名字などを称し、「氏」と「姓」が混称されるようになりました。

明治以降の国民皆称の時代に入ると、「氏」は撤廃。「苗字」が日常的に使われるようになりました。
ただ、現代でも文部科学省では「名字」、法務省では「氏」を正式に使用していますよね。
実はまだ統一されていないのが、現状なんですね〜
私も時々迷いますしね^^;