ドラゴンボールのキャラクターのネーミングセンスを考えてみる

みなさんご存知の通り、鳥山明先生の漫画『ドラゴンボール』の登場キャラクターには、野菜をはじめとして食べ物や楽器など、何かしらの名前の由来があります。

主人公の悟空は食べ物由来ではないですが、ベジータに呼ばれているカカロットという呼び名は「キャロット(人参)」が由来なのでちゃんと野菜からとられています。
悟空の息子の悟飯は「ご飯」、悟飯の娘はパンという名前です。
親子で「ご飯」と「パン」というユーモアたっぷりのネーミングです。

鳥山明先生がすごいのは、法則と遊び心がありつつ、親しみやすさがあるネーミングを採用している点だと思います。
ベジータは「ベジタブル」が由来ですが、元が野菜であるのを忘れるぐらいベジータという名前が浸透しています。
サイヤ人は「野菜人」ですからね。
凶暴なサイヤ人とは真逆の健康的な由来です。

他に面白いと思うネーミングはブルマ一家ですね。
お父さんはブリーフ博士、息子はトランクス、娘はブラと下着で統一しています。
何が面白いかって他のキャラクターと違ってアナグラム(文字入れ替え)をしたりせず、そのまま使っているという点です。
それでもブルマというキャラクターはブルマで定着していますし、トランクスにいたってはカッコイイ名前にすら感じさせます。

ドラゴンボール』のキャラクターのネーミングを掘り下げて考えていくと話題がつきませんね。
またこの話題を取り上げたいと思います。