働く意志のある若者はニートではなくレイブルと呼ぶ

ニートは働いていない人を指す言葉として一般的に広まっていますが、ニートの中でも働く意志がある方をレイブルと呼ぼうという試みがあります。
レイブルは大阪府が提唱している言葉で、「late bloomer(レイトブルーマー)」を略しています。
レイトブルーマー、つまり「遅咲き」という意味ですね。

働く意志がある若者もニートと一括りにしてしまうのではなく、就職がなかなかうまくいかなくても「遅咲き」な若者をレイブルとして寛容にとらえてみては?という意図で考案された言葉です。
確かにニートと呼ばれるよりレイブル=遅咲きと言ってもらえた方が気持ちが前向きになりますね。
レイブルという言葉が考案された目的は周りの理解やサポートを求めることが含まれているので、就職成功には本人だけでなく周りの理解も必要だということから、大阪府は働き意志がある若者に対してはニートではなくレイブルと呼ぶことを推奨しています。

言葉というのはだんだんと力を持ってくるため、名前に込められた意味や意図は非常に大きな影響力があるのだなと考えさせられました。
人の名前もそうですよね。
名前には両親の願いが込められているのですから。
まだレイブルはそれほど浸透していませんが、ニートという後ろ向きな言葉だけでなく、レイブルのような前向きな言葉ももっと広まっていけばいいなと思います。