女優・武井咲さんの読みが「えみ」と読む理由が興味深い

女優、タレント、モデルとして活躍する武井咲さんの名前は、「咲」と書いて「えみ」と読みます。
多くの方が「さき」と読んだことかと思いますが、私も読みを知るまでは「たけいさき」と認識していました。
「咲」の字に「えみ」という読みはありませんが、実は「咲」という字は「笑」が変化したものであるとされています。
口を開けて笑っている様子を花が咲いている様子に見立て、「笑」から「咲」という感じが生まれたと考えられているそうです。
私も知らなかったのですが、実は「咲」の音読みは「笑」と同じ「しょう」だそうで、「咲」と「笑」には共通点がみられます。
「咲」の異体字として「笑」や「㗛」があるので、「咲」=「笑」がルーツになっていると考えられます。

話を武井咲さんの名前の読みに戻すと、ご両親は笑顔が絶えない女の子にになって欲しいという想いを込めて「咲」と名づけたそうで、「咲」は「笑み」と同じ意味の言葉であるため「えみ」という読みにしたそうです。
どうして「咲」と書いて「えみ」と読むのだろう?とずっと不思議に思っていたのですが、「咲」のルーツを紐解いてみると謎が解けました!
「咲」には「えみ」という読みはないので当て字ではあるのですが、漢字のルーツを元にした深い名前であることが分かり、ちょっと感慨を受けました。