山口県に1軒のみの珍しい苗字・勘解由小路

勘解由小路という苗字があるのですが、読み方分かりますでしょうか?
「かでのこうじ」と読む苗字で、京都の小路が由来となっているそうです。
京都に地名として勘解由小路が残っているようです。
確かに勘解由小路という苗字には小路という字が入っているので、地名が由来であることは想像できますね。

室町時代の貴族の家系である日野家の分家の烏丸家のさらに分家の堂上家烏丸光広の次男である勘解由小路 資忠が苗字の始まりだそうです。
京都発祥の苗字ですが、現在は山口県に1軒のみなのでとても珍しい苗字ですね。
どういった経緯で京都から山口に伝わったのかは分かりませんが、とても由緒ある苗字です。

埼玉県に見られる左衛門三郎(さえもんさぶろう)という苗字が日本最長となっていますが、勘解由小路も日本最長の苗字となっています。
画数が多いので苗字を書くのが大変そうですね^^;

パソコンで勘解由小路と打っても変換されないので、勘解由(かでの)は今は使われていない言葉なおんでしょうか。
勘解由で調べてみると、勘解由使(かげゆし)という律令制下の令外官の名称がヒットしました。
勘解由は勘解由使の略称でもあるそうですが、勘解由小路との関係は分かりませんでした。