井上ひさしは原公林、クリックリー井上といったペンネームを使ってい

作家さんの由来を調べていると、由来というかかつて面白いペンネームを使っていた作家さんを見つけました。
その作家さんとは井上ひさしです。
小説家、放送作家、劇作家など複数の顔を持ち、代表作の「ひょっこりひょうたん島」は有名ですね。
本名は井上廈(ひさし)なのですが、廈という漢字が難しくてちゃんと読んでもらえなかったため、結婚を機にペンネームにすることに。
婿入りで結婚していたため、1961年から1986年までは内山廈でした。
内山は前妻の西舘代志子の旧姓名で、結婚に伴う転居で本籍地が遠くなるため、婿入りすれば手続きが簡便になるということから婿入りしています。

ペンネームが何度か変わっており、原稿が早いことをアピールするために原公林(げんこうはやし)というペンネームを名乗ったり、原稿の直しが早いということで風早直志(かざはやなおし)と名乗っていた時期もあったようです。
他にもチャールズ井上、クリックリー井上などユニークなペンネームを使っていました。
最終的に画数が少なくて書きやすい名前を平仮名にした井上ひさしに落ち着きました。
個人的には原公林とクリックリー井上がツボですw
クリックー井上だとギャグ漫画家みたいなペンネームですね。