いちご(苺)の由来は伊致寐姑や一比古?

フルーツの中でいちご(苺)はかなり好きな方です。
いつも食べているいちご自体は果実の部分ではなく花托(かたく)という部分だそうで、種子のような一粒一粒が果実なんだそうです。

いちごという名前の由来がふと気になって調べたところ、とても興味深い説がありました。
由来ははっきり分からないのだそうですが、最古の薬物辞典「本草和名」では「以知古」、奈良時代の歴史書日本書紀」では「伊致寐姑(いちびこ)」、平安時代漢和辞典「新撰字鏡」では「一比古(いちびこ)」と書かれているそうです。
語源と考えられている漢字はどれも「いち」が入っていますね。
「いちびこ」から「いちご」になったと考えられているそうで、かなり昔から「いちご」に似た音節の言葉があったんですね。
「ち」は血のような赤さからきているという説もあります。
いつから「苺」という漢字になったのかは分かりませんが、「伊致寐姑」や「一比古」では私達が知っているいちごのイメージに合いませんね^^;
昔はいちごと言えば野いちごを含めた全般を指していたそうで、オランダイチゴが舶来してから今の良く知っているいちごを指すようになったようです。
フルーツの由来や語源を調べてみると意外なことが分かって面白いですね。